【完】そして、それが恋だと知った日。
「いった……!
ちょっと、なにすんのよ。」
「ごめん……って、なんだ長沢かよ。」
「なによ。」
「お前に謝って損した~!」
「はあ!?なにそれ!」
「うっへ~、長沢が怒った!
怖えぇ~、鬼ばばあ!!」
軽口をたたいた後、ぶつかった男子は逃げるように教室の中に入っていった。
なにあれ、ひどい……。
「マジで高橋ムカつく。
ないんですけど……。」
「あんなのに合わせる方が負けだって。
大人になりなよ、すみれ。」
「理香子~。それでもイライラは収まらない~!」
高橋くんって、最低だなあ。
だから男子って嫌なんだよね。
すみれの代わりにむっと高橋くんが入っていったドア付近を睨むと。
こちらを気にするように教室に入っていく男子を見つけた。
あの人、高橋くんと苑田くんと一緒にいた……。
小さくて目立たなかったから気付かなかったけど。
あれって、伊澄くんだっけ。
伊澄、何くんだったか忘れちゃったけど。
姿は他の男子と違うから覚えてる。
ちょっと、なにすんのよ。」
「ごめん……って、なんだ長沢かよ。」
「なによ。」
「お前に謝って損した~!」
「はあ!?なにそれ!」
「うっへ~、長沢が怒った!
怖えぇ~、鬼ばばあ!!」
軽口をたたいた後、ぶつかった男子は逃げるように教室の中に入っていった。
なにあれ、ひどい……。
「マジで高橋ムカつく。
ないんですけど……。」
「あんなのに合わせる方が負けだって。
大人になりなよ、すみれ。」
「理香子~。それでもイライラは収まらない~!」
高橋くんって、最低だなあ。
だから男子って嫌なんだよね。
すみれの代わりにむっと高橋くんが入っていったドア付近を睨むと。
こちらを気にするように教室に入っていく男子を見つけた。
あの人、高橋くんと苑田くんと一緒にいた……。
小さくて目立たなかったから気付かなかったけど。
あれって、伊澄くんだっけ。
伊澄、何くんだったか忘れちゃったけど。
姿は他の男子と違うから覚えてる。