【完】そして、それが恋だと知った日。
後篇~僕が恋を伝える日~
片想い宣言
あの日から。
伊澄くんが好きだと気付いてから、半年が経った。
今日は始業式。
もうすっかり気慣れた制服に袖を通して。
不安と期待が入り乱れる中、学校へ向かう。
外はすっかり桜の見ごろで。
通い慣れた通学路には散った桜で道が出来ていた。
今日から新しいクラス。
またすみれと理香子と一緒なクラスになれますように。
「おはよう~。」
「おっはよ、真子っ。
4月なのに寒くない?息白いんだけどっ。」
すみれがはあっと息を吐くと。
吐いた息は白色に色づいて、消えていった。
「最近は4月も寒いからね。
私ヒートテックまだ着てる。」
「わかるわ~、あ。まひろからメール来た。」
3年生、私たちも受験生になった。
あの日から少しずついろんなことが変わった。
すみれは高橋くんの事を下の名前で呼ぶようになった。
高橋くんも同じで、お互いの名前を呼び合うようになっていて。
今でもふたりは仲が良い。
理香子も彼氏と続いているらしい。
伊澄くんが好きだと気付いてから、半年が経った。
今日は始業式。
もうすっかり気慣れた制服に袖を通して。
不安と期待が入り乱れる中、学校へ向かう。
外はすっかり桜の見ごろで。
通い慣れた通学路には散った桜で道が出来ていた。
今日から新しいクラス。
またすみれと理香子と一緒なクラスになれますように。
「おはよう~。」
「おっはよ、真子っ。
4月なのに寒くない?息白いんだけどっ。」
すみれがはあっと息を吐くと。
吐いた息は白色に色づいて、消えていった。
「最近は4月も寒いからね。
私ヒートテックまだ着てる。」
「わかるわ~、あ。まひろからメール来た。」
3年生、私たちも受験生になった。
あの日から少しずついろんなことが変わった。
すみれは高橋くんの事を下の名前で呼ぶようになった。
高橋くんも同じで、お互いの名前を呼び合うようになっていて。
今でもふたりは仲が良い。
理香子も彼氏と続いているらしい。