【完】そして、それが恋だと知った日。
「妹が、いる。」
「そうなんだ、何歳?」
「今小2。」
「小さい!かわいいね。」
「最近生意気で……。」
気付けばいつも何話したらいいのか分からなくて。
どもってばっかりで。
歯切れの悪い話し方しかできなかったのに。
普通に話せてる。
すみれや理香子と話すみたいに、できてる。
そう思うと話すのが楽しくって。
もっともっとって、どんどん欲深くなってくる。
「伊澄くんって、何色が好き?」
「青色、かな。」
「青色か、なんか似合うかも。」
「えっ、なんで?」
「伊澄って名字とか、……彗って漢字とか。
なんか水っぽいっていうか青っぽいなって。」
名前を呼ぶっていうわけでもないのに。
彗って言葉を口にするだけでどきどきする。
緊張しちゃう……。
「そうかな……。」
「私から見た伊澄くんはそんなだよ。」
「そうなんだ、何歳?」
「今小2。」
「小さい!かわいいね。」
「最近生意気で……。」
気付けばいつも何話したらいいのか分からなくて。
どもってばっかりで。
歯切れの悪い話し方しかできなかったのに。
普通に話せてる。
すみれや理香子と話すみたいに、できてる。
そう思うと話すのが楽しくって。
もっともっとって、どんどん欲深くなってくる。
「伊澄くんって、何色が好き?」
「青色、かな。」
「青色か、なんか似合うかも。」
「えっ、なんで?」
「伊澄って名字とか、……彗って漢字とか。
なんか水っぽいっていうか青っぽいなって。」
名前を呼ぶっていうわけでもないのに。
彗って言葉を口にするだけでどきどきする。
緊張しちゃう……。
「そうかな……。」
「私から見た伊澄くんはそんなだよ。」