恋ができない私たち



「?…大丈夫?」



「あっ、うん。だ、大丈夫。けどなんかお腹痛いからトイレ行くねー…。」



「うん…。お大事にー。」




あの人、大丈夫かな、、


あの人はどこを見てあんなに顔を赤くしたり青くしたりしていたんだろ。




周りをキョロキョロすると、昂輝と狼が一緒にいて、二人と目が合った。





私が、笑顔で手を振ると、二人とも笑顔で手を振り返してくれた。



他の女の子に少し睨まれたような気もしたけど、気にせず、自分の席に戻った。




もしかしたら、あの人はお腹が痛くて顔が赤くなったり青くなったりしてたのかな。
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