男子校に男装して入ったらバレたんだけど
【学校】
ここか、大きいなぁ。
一応メガネ渡されたけど、度が合わない。
どーうか!バレませんように!


私は職員室に向かった。


お姉ちゃんが話は付けておくからとかなんとか言ってたけど、どういうことだろう。えーと、七海っていう先生のところへ行ってと言ってたな。


「あの、七海先生いらっしゃいますか?」


七海「はーい。」


「えと、赤池渚と言います。」


七海「えー!あなたが美琴の妹!いいねー似合ってるよ!」


「こ、声が大きい!」


七海「あーごめんねー。こっちではちゃんと全部聞いてるから!で、普通の転校生ってことで付けといたから!」


「あ、ありがとうございます。」


七海「じゃあ教室に行こうかっ」


「はい。」



【教室】
七海「はーい皆ぁ席ついてー!」


クラスメイト「はーい。」


七海「今日は、みんなにいいお知らせがあります!今日、転校生がやってきました!」


クラスメイト「えー!」


七海「では、入ってきてください!」


「はいっ!」


やっべ、声高くなってる。まぁ、こういう男子もいるよな。お姉ちゃんに言われてブラじゃなくてさらし?みたいなの巻いてるし。


ガラッ


七海「赤池くん、自己紹介よろしく!」


「はい。赤池渚と言います。よろしくお願いします!」


七海「渚ちゃん緊張しすぎ、肩の力抜きなよ。」


「先生、呼び方。」


私は先生にボソッと呟いた。


七海「あら、ごめんね。んじゃあ、窓側の後から2番目のところに座って。」


「はーい。」
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