私の彼氏は小さい先輩
三
ー次の日ー
「(眠い…昨日ちゃんと寝とけばよかった…)」
香は駅のホームでうつらうつらしながら電車を待っていた。
相変わらず駅は通勤途中のサラリーマンなどでいっぱいだ。
線路に落ちそうになった時の事を思い出し、香は手を握りしめる。
「(そういえば、村井先輩も電車通学なんだっけ…)」
ふとそう思い、香は周りを確認するが、孝之の姿は見当たらない。
「(まぁいいや。いなくてよかった…)」
あの先輩ちょっとぶっきらぼうで怖いし…
香は大きなため息をつき、携帯を取り出す。
そして大好きな音楽に浸ろうと――
「香」
「(あれ?なんか聞いたことある声…)」
「(眠い…昨日ちゃんと寝とけばよかった…)」
香は駅のホームでうつらうつらしながら電車を待っていた。
相変わらず駅は通勤途中のサラリーマンなどでいっぱいだ。
線路に落ちそうになった時の事を思い出し、香は手を握りしめる。
「(そういえば、村井先輩も電車通学なんだっけ…)」
ふとそう思い、香は周りを確認するが、孝之の姿は見当たらない。
「(まぁいいや。いなくてよかった…)」
あの先輩ちょっとぶっきらぼうで怖いし…
香は大きなため息をつき、携帯を取り出す。
そして大好きな音楽に浸ろうと――
「香」
「(あれ?なんか聞いたことある声…)」