恋桜は 咲き誇る 下巻
第十五話 コンクールと桜の願い
合唱コンクール、当日。
発表前、舞台裏で私は、まだ奏のことを引きずっていた。
仲直り、出来たら嬉しいのに。
なかなか話せない。
それに、奏も私のこと、避けてるみたいだしな。
二人っきりにも、ならないし。
そんな中、希が話しかけてきた。
「ねぇ、桜。今日って、奏の誕生日なんだよ」
小声で言った。
「え、そうなの?」
「間違いないよ」
それを聞いて、私は心に決めた。
絶対に振り向かせてみせる!
発表前、舞台裏で私は、まだ奏のことを引きずっていた。
仲直り、出来たら嬉しいのに。
なかなか話せない。
それに、奏も私のこと、避けてるみたいだしな。
二人っきりにも、ならないし。
そんな中、希が話しかけてきた。
「ねぇ、桜。今日って、奏の誕生日なんだよ」
小声で言った。
「え、そうなの?」
「間違いないよ」
それを聞いて、私は心に決めた。
絶対に振り向かせてみせる!