恋桜は 咲き誇る 下巻
第十話 告白と大好きのキス
奏、どこにいるの?
探しても、見つからない。
探し始めてから、30分も経ってる。
そうだ、学習室に行ってみよう。
いるかも!

思った通り。
奏は床に座って、待っていたようだった。
私も、床に座った。
「私、奏が好き」
「え」
「一番に伝えたかったよ。奏に」
そう言うと、奏がぐっと近づいてきた。
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