永遠の愛を(番外編も完結)
過ち
結構な時間をカラオケで過ごした私たちは、とりあえず駅方向に向かって歩いていた。
夕方でちょうどお腹が空いてくる時間帯。
大半のメンバーはこのまま、ファミレスにでも行く?という流れになっていた。
その時、ポケットの中でスマホが震えた。
さっき登録したばかりの岡田くんからのメッセージ。
『ここで二人で抜けよう』
そんな文字が見えた。
「美麻はどうする?」
タイミングよく聞かれたその質問の答えに、選択肢はもうなかった。
すぐ後ろを歩く岡田くんの視線を痛いほど感じながら
「…私は、そろそろ帰るね。」
そう答えていた。
「そっか…美麻は家も遠いしね。」
「うん…ごめんね。今度ゆっくり話聞くから。」
「ありがとう」
唯ちゃんの言葉に胸にズキンッと痛みが走った。
夕方でちょうどお腹が空いてくる時間帯。
大半のメンバーはこのまま、ファミレスにでも行く?という流れになっていた。
その時、ポケットの中でスマホが震えた。
さっき登録したばかりの岡田くんからのメッセージ。
『ここで二人で抜けよう』
そんな文字が見えた。
「美麻はどうする?」
タイミングよく聞かれたその質問の答えに、選択肢はもうなかった。
すぐ後ろを歩く岡田くんの視線を痛いほど感じながら
「…私は、そろそろ帰るね。」
そう答えていた。
「そっか…美麻は家も遠いしね。」
「うん…ごめんね。今度ゆっくり話聞くから。」
「ありがとう」
唯ちゃんの言葉に胸にズキンッと痛みが走った。