永遠の愛を(番外編も完結)
岡田くんがこんなに早く来ているとは思わなくて少し驚いた。
「早いね…」
「さっき電車の時間調べたら11時前に着くのはこの電車しかなかったから慌てて家出て来た。前もって調べれば良かったな…ごめん」
そう素直に謝る岡田くんに、調子が狂いそうになる。
思ったより怖くないのかもしれない…と少しだけ思った。
「ううん…」
「とりあえず歩こうか。」
そう言って手を差し出された。
黙ったまま岡田くんのその手を見つめる私に
「繋ぐの、嫌?」
そう聞かれ、おずおずと自分の手を前に出すとパッと捕まえるように握られてしまった。
見上げた岡田くんの横顔が少しだけ照れているように見えた。
「幸田さんの手、モコモコで気持ちいい。」
「手袋してるから…ね」
「早いね…」
「さっき電車の時間調べたら11時前に着くのはこの電車しかなかったから慌てて家出て来た。前もって調べれば良かったな…ごめん」
そう素直に謝る岡田くんに、調子が狂いそうになる。
思ったより怖くないのかもしれない…と少しだけ思った。
「ううん…」
「とりあえず歩こうか。」
そう言って手を差し出された。
黙ったまま岡田くんのその手を見つめる私に
「繋ぐの、嫌?」
そう聞かれ、おずおずと自分の手を前に出すとパッと捕まえるように握られてしまった。
見上げた岡田くんの横顔が少しだけ照れているように見えた。
「幸田さんの手、モコモコで気持ちいい。」
「手袋してるから…ね」