永遠の愛を(番外編も完結)
適度に酔って火照る体を、ベッドの上で男の手と舌が這い回る。

手のひらの冷たい感触が気持ちいい…

下から私を見上げるその男と目が合うと、その男は妖艶に微笑んだ。

「美麻はこうされるのが好きだよな…」

快感だけに支配されている体は自分のものであって、もう自分とは違う切り離されたものになっていた。

目の前の男にとっても、私は快楽のみを求めるただの女。

「もう我慢できない…」

男の声が私の鼓膜を震わせる。
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