永遠の愛を(番外編も完結)
「私…は…」

本当はどうしたいのだろう。

私が幼少時代から積み重ねた心の壁は、一体、今どれほどの高さになっているのか。

高すぎて、自分でももう天辺が見えなくなっていた。

自分を守れるのは、自分しかいないと思っていたから。

ある一定の距離から先は踏み込まない、相手にも踏み込ませない。

今まで、そうやって生きてきた。
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