永遠の愛を(番外編も完結)
私は、いま彼に何をどう伝えればいいんだろう…

それ以上、涙で言葉にならない私の体を彼の手がそっと抱きしめた。

私を包みこんでくれる彼の温もりに、心まで溶かされていくようだった。

「そうやって全部吐き出して。俺が全部、受け止めるから。」

「…ううっ…」

どれくらいの時間そうしていたのだろう。

ようやく落ち着きを取り戻した私は、彼からゆっくりと離れた。
< 206 / 362 >

この作品をシェア

pagetop