永遠の愛を(番外編も完結)
それが、まさか自分のことだとは思いもしなかった。

ただ、そんな風に答えたらイジられるんだろうな。

そう思いながら、ただその成り行きを観ていた。

『え、おるんや?どんな子やったん?』

興味津々に聞き出そうとする芸人さんのテンションに、苦笑いを浮かべながらも彼はその質問に真面目に答える。

「うーん、すごく綺麗な子でした。高嶺の花のような存在でしたね。」

『へぇ。めっちゃ綺麗な子やってんなぁ。でも岡田選手も相当モテてたやろ?
学生時代は何人も彼女おったんとちゃうん?』

「いやぁ、俺なんて全然ですよ。中・高時代に付き合った人は一人だけですから。」

その言葉に、頭の中が一瞬真っ白になった。
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