永遠の愛を(番外編も完結)
「美麻…」

彼の大きな手がすっと伸びてきて、私の頬を包み込む。

「俺はもう二度とお前を置いていなくならないし、絶対に一人にしない。
だからこの先の人生、俺のそばでずっと一緒に生きてほしい。」

彼の言葉を正面から受け止めるように、彼の目を真っ直ぐに見つめて言った。

「本当はずっと言いたかった。私も慶斗さんが好き。あなたとずっと生きていきたい。」

「美麻…」


私を呼ぶその声は少しだけ震えていた。

そっと目を閉じると、優しく重なった唇。

初めて気持ちの通い合ったキスに心が震え、胸の奥が熱く満たされていく。

キスの余韻が残る中、真っ直ぐに私を見つめる彼が言った。



「美麻、生まれて来てくれてありがとう。
俺と出会って、好きになってくれてありがとう。
美麻ーーー愛してる。」



その言葉に、堪えていたものが一気に溢れ出す。

抱き寄せられた彼の胸の中はとても温かくて、今まで感じたことのない幸福感に包まれた。
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