永遠の愛を(番外編も完結)
「…あぁ。それより美麻の方が式の後で疲れてるのに、こんな事になってごめんな。」

「ううん、それは気にしないで。明日は仕事も休みだし、私にとってもヨシおばあちゃんは大切な人だから。逆に家で一人で待ってても落ち着かないし。」

それに慶斗さんを一人で行かせるのも心配だった。

一応、車の免許も持っている。

仕事で社用車を使うこともあるから、慶斗さんが疲れたら途中で運転を変わる事くらいは出来るかもしれない。

さっきまでは確かにそう思っていたけれど、冷静に考えてみると軽自動車しか運転したことのない私にこの大きな車を乗りこなせるのか不安になってきた。

でも、いざとなったらやるしかない。

人間その気になったらできない事はない!と弱気な心を鼓舞するように自分に言い聞かせた。
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