永遠の愛を(番外編も完結)
「それに俺は美麻をもっと甘やかしたいんだよ。」
そう懇願されるように見つめられ、首を縦に振ると彼は満足そうに目を細め、そのまま二人の距離が静かにゆっくりと近づいていく。
「美麻…」
彼の甘い声に心を震わされたその直後、私の唇が温かな熱で塞がれた。
お互いの熱を確認するように何度も触れては小さく離れ、そしてまた重なり合う。
そのたびに熱く深くなっていくキスに、体の奥で高鳴る疼きが体中を駆け巡り、私の全てを支配していく。
愛しくて、切なくて、求めてやまない彼への思いに心がいま満たされていく。