永遠の愛を(番外編も完結)

紅潮した頬に薄く開いた唇。

熱を含み潤んだ瞳。

まだ慶斗さんの腕に抱きしめられているような感覚が残るその体を見ているのは私自身。

なのに、まるで慶斗さんに見られているような錯覚に陥っていく。

ベッドの上で私を見る慶斗さんのあの瞳の熱さを思い出す。

それだけで、下腹部の奥深くがぎゅーっと熱く締め付けられていく自身の体をもう一度強く抱きしめた。
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