永遠の愛を(番外編も完結)
唯ちゃんとは、高校3年間ずっと同じクラスだったけど仲良くなったのは一年の途中から。

元々、人付き合いが得意じゃなかった私はクラスの女子の中では確実に浮いていた。

いつも一人で読書ばかりして、人を寄せ付けない。

これが周りから見た当時の私のイメージ…らしい。

寄せ付けつけてない、つもりはなかった。

ただ勇気がなくて、自分からみんなの輪の中に入れない、それだけだった。

そんな私とは対照的だったのが、唯ちゃん。

彼女は活発で明るく、誰とでもすぐに仲良くなれる、まさに私にとっては憧れの存在だった。
< 332 / 362 >

この作品をシェア

pagetop