永遠の愛を(番外編も完結)
ヨシおばあちゃんに優しい笑顔を向けている唯ちゃんが私に気づいた時、一体彼女はどんな表情になるのだろう。

私には、もう会いたくもない。

もしかしたら、そう思われているかもしれない。

どうしてもそんなマイナスイメージばかりが頭に浮かび、まだ私に気づいてない彼女との距離が近づくにつれて私の心臓もどくどくと加速する。

そして、ついに唯ちゃんの視線がヨシおばあちゃんの少し後ろに立っている私へと向けられた。

私に気づいた唯ちゃんが、驚きに目を大きく見開いたその次の瞬間、その表情は大きく一変した。
< 336 / 362 >

この作品をシェア

pagetop