永遠の愛を(番外編も完結)

「はい。私は全然、大丈夫です。」

「え…そうなの?じゃあ」

先輩が何かを言いかけた時、先輩の声に被るように先生の大きな声が聞こえた。

「幸田!待たせたな…ってあれ、生徒会長の川並?お前ら知り合いだったのか?」

先生が私たちを交互に見ながらそう言った。

そして1人で何かを納得したように

「ああ、そういう事か。」と呟くと

「川並、先生が邪魔して悪かったな。だけど今はちょっと急いでるから、悪いな。ほら、幸田乗って。」

リモコン操作で自動的にスライドされていく先生の車の後部座席に乗るよう言われた。
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