永遠の愛を(番外編も完結)
「いや…それがまたあの先生、会議で急いでるからとか言って慌てて行っちゃって。また弁解する時間も与えてもらえなかった。」

そう淡々と話す彼。えぇ…??

と思いながらも、慌ててその場を去る先生の姿も同時に目に浮かんだ。

…うん、悪い人ではない。

どちらかと言うと良い人過ぎるほど良い先生なんだ。

だけどその結果、時々こうして暴走してしまう…んだよね。

とりあえず、明日学校で私の方からちゃんと誤解を解いておかないと。

先輩にもその事を伝え、重ね重ね頭を下げた。

最後に「わざわざ来て下さり、ありがとうございました。」そう言って話を終わらせようとしていた私に彼がその後言った言葉は想定外のものだった。
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