永遠の愛を(番外編も完結)
「…ばあちゃんに頼まれたんだよ。美麻を迎えに行けってさ。」

「私を迎えに…?ヨシおばあちゃんが…」

「そう。だから待ってるから、準備して。」

突っ込みたいところはそれ以外にもあったけど、今はそれどころじゃない。

「でも…」

とまだ戸惑う私に彼は言った。

「ばあちゃんが家で心配して待ってんだ。とりあえず、話は後で家で聞くからさ。」

そう言われ、とりあえず彼の言う通りにすることにした。

「それ何?」

玄関で待っているはずの彼の声がすぐ後ろから聞こえ、肩が大きく飛び跳ねた。

「うわぁぁあ」
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