隣にいてもいいですか?







ここからだと家までは10分くらい。







スケートの衣装をきたままのユズは

すごく寒そうだったから、

上着を羽織らせて、おんぶした。








少し歩いたところで、



「…大空……ありがとう…。」



ユズが小さな声で言った。




「起きたか?……無理すんなよ。」



そう返したけど、



「…」



返事は無くて、半分寝ていたことに気づいた。





……ユズらしい。






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