隣にいてもいいですか?
「それ…信じてもいい?」
「あぁ。」
大空を…信じる。
そう思うと、体が軽くなった。
変な緊張もほぐれて、現実を感じた。
「……さむ…」
ずっと気づかなかったけど、外はほんとに寒い。
鳥肌までたってるし…
「そりゃそうだろ。
はい、これ。ずっとかけてやろうと思ってたのに、お前が泣き出すから…」
って言って、ブランケットを肩にかけてくれた。
「…ありがとう…あったかい。」
大空がずっと持っててくれたから。
ものすごく暖かかった。