隣にいてもいいですか?
あっ。
…………………………///////////////
「なぁにー?顔真っ赤だよ?」
「いや?別に?」
「私を誰だと思ってるの?」
「だよね……
実は…大空と…キスした。」
「……えぇぇぇ!!!!!!!」
「ちょっと、しー!!」
クラスのみんなはあたし達の会話に負けないくらい大きな声で話してたからあんまり気にされなかった。
「どんな感じで?どっちから?いつ?どこで?」
クラスのみんなからは何も無い代わりに、
桃佳からの質問攻め。
「えっとね…昨日大空の家に泊まらせてもらったんだけど…
夜、ふたりきりで、大空から…されました。」
「やっば〜!いいないいなー!」
「そんなことしててもね、付き合うどころか今日になったらまた冷たくなってた。」
「うーん………大空はまだ自分の気持ちに気づけてないんじゃない?」
「大空の…気持ち?
そんなのあるの?…って言ったら失礼だけどさ…なに?大空の気持ちって。」
「まだ分からない?なにげにユズって鈍感だもんね。
ちょっと期待してていいと思うよ?」
「まってまって、大空の気持ちってなんのこと?」
「それは自分で見つけるの!」
「えぇ…分かんない…」
「そのうち分かるから!」
「そ…うかな?」
いつか、分かる?
大空の気持ち。
何についての気持ちかも分からないんですけど。