もうおそいんだよ...
未定


キーンコーンカーンコーン。



いつの間に五限目が終わっていた。


あ〜。好きになったきっかけ、莉緒のおかげかな。



「きいー、次移動だよー。」


友達にそう返事をして急いで準備をしてくと、


「ねぇ、少しだけ話したいことあるんだけど。」


愛理に耳打ちで言われた。


友達に荷物を預けて、


少しの間中庭に行った。


「次はしもっちゃんだし、遅れていいよね〜」


そう言って笑う愛理の笑顔に少し切なさを感じた。


「愛理、話ってなに...?」


なんだかいつもと違ってドンよりした空気感がたまらなくて早く


逃げ出したいくらい。


「私、昨日振られたんだよね。」


えっ............?
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