【加筆・修正中】恋した君に愛を乞う
「なんていうのかな、ほら、育ちのよさが表れてるんだよね。いろんな一つ一つの所作が綺麗で目につくんだ。たおやか、って言えばいいかな」
「そ、それは褒めすぎですけど」
「だって君が地味だなんて言うからさ。どちらかというと君は大勢の中にいても無意識のうちに目に止まる子だと思うよ」
「……そんなことは……」
褒めるところが見当たらない私のために言ってくれたお世辞なのかもしれないけど、こんな風に穏やかな笑みを添えて言われると、本当にそう思ってくれてるのかなと嬉しくなる。
「そんなことあるんだって。まあ何より目につく理由は可愛いからなんだけどね」
「あ、それはお世辞ですね。今のは何となくわかりました」
「えっ!待って、今のもお世辞なんかじゃないって。本当に……」
「だって社長がこれまでお付き合いしてきた人達って絶対綺麗な人ばっかりですよね」
「まあ、そうかもね。というかお付き合いしてないけど。一晩というか一瞬というか……、だから顔とか身体以外見てないっていうか……」
「も、もういいです!そんなサイテーなこと堂々と言わないでください」
前にも聞いた通り、暁斗さんはたぶん女性を信用していない。
「そ、それは褒めすぎですけど」
「だって君が地味だなんて言うからさ。どちらかというと君は大勢の中にいても無意識のうちに目に止まる子だと思うよ」
「……そんなことは……」
褒めるところが見当たらない私のために言ってくれたお世辞なのかもしれないけど、こんな風に穏やかな笑みを添えて言われると、本当にそう思ってくれてるのかなと嬉しくなる。
「そんなことあるんだって。まあ何より目につく理由は可愛いからなんだけどね」
「あ、それはお世辞ですね。今のは何となくわかりました」
「えっ!待って、今のもお世辞なんかじゃないって。本当に……」
「だって社長がこれまでお付き合いしてきた人達って絶対綺麗な人ばっかりですよね」
「まあ、そうかもね。というかお付き合いしてないけど。一晩というか一瞬というか……、だから顔とか身体以外見てないっていうか……」
「も、もういいです!そんなサイテーなこと堂々と言わないでください」
前にも聞いた通り、暁斗さんはたぶん女性を信用していない。