人形屋
1 店
帰り道。
突然一緒に帰っていた『赤月椿』がこんなことを言い出した。
「ねえ、人形屋さん知ってる?」
「人形屋?お雛様みたいな?」
お雛様のかと思い言ってみたら違っていた。
「違う違う。洋風の人形を売ってるんだって」
「ふーん。で?」
特に気にもせずにただただ聞いていた。
「あ,うん、何て言うか、そこって裏でめさヤバイことしてるんだって」
「へー」
「でね、この前メル友の学校でいじめられっ子が人形屋に頼んで嫌な奴を殺したらしいよ」
「…」
少し、気になり始めた。もしかしたら自分にとってとてつもなく今重要な人物に聞こえたから。
「でさ、その死に方がむごいんだって、まあ結局自殺で終わったらしいんだけど」
「…ゴメン。用事できたから先に帰ってて!!」
探してみる価値はありそうだ。
「へ?あ、うん」
私は椿を置いて一人走って行った。
突然一緒に帰っていた『赤月椿』がこんなことを言い出した。
「ねえ、人形屋さん知ってる?」
「人形屋?お雛様みたいな?」
お雛様のかと思い言ってみたら違っていた。
「違う違う。洋風の人形を売ってるんだって」
「ふーん。で?」
特に気にもせずにただただ聞いていた。
「あ,うん、何て言うか、そこって裏でめさヤバイことしてるんだって」
「へー」
「でね、この前メル友の学校でいじめられっ子が人形屋に頼んで嫌な奴を殺したらしいよ」
「…」
少し、気になり始めた。もしかしたら自分にとってとてつもなく今重要な人物に聞こえたから。
「でさ、その死に方がむごいんだって、まあ結局自殺で終わったらしいんだけど」
「…ゴメン。用事できたから先に帰ってて!!」
探してみる価値はありそうだ。
「へ?あ、うん」
私は椿を置いて一人走って行った。