エルフの女王の恋物語
教室についた。

ドアを開けると、皆がいっせいにこちらを見た。

『何あの子』
『髪白すぎ』
『目も青いよ、カラコンかな?』
『肌白くてお化けみたいw』
『てか、校則違反しすぎでしょ。』

4、5人のグループの女の子が影でコソコソ言っている。


チクッ

あーまただ、
なんで私ばっかりこんなに言われなきゃいけないんだろうけど。


小さい頃から
『化け物』とか『お化け』とか『調子乗ってる』とか
散々言われてきた

この姿のせいで、

いつも思うんだ。

なんで?

どうして?

生きてるじゃん! みんなと同じ人間じゃん!
なんで普通にしてくれないの?って

でも、最近自分はほかの人と違う。
皆が持っているものを私は持っていないんだって
思うようになった

仕方の無いことって

諦めることが当たり前のようになってた。


最近は気にしなかったんだけどな。
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