車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
「何でだ!?俺達のフォーメーションは、
完璧だったはずだ!!」
「そのために必死に厳しい練習に耐えたのに……」
納得のいかない様子の前野選手と吉田選手。
すると俺と美堂が
『そんなの例え即席でも俺達の方が強かった。
ただそれだけだ!!ダブルタコ』
口を揃えて言った。
何だか意気が合ってしまった。
準決勝と決勝は、明日になる。
挨拶が終わると俺は、そのまま病院に行った。
「どうだった?」
「軽い捻挫だった。試合は、無理しない程度なら
出てもいいってさ」
「本当!?良かった……」
それを聞いて安心する千花。