車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
なんというかフレンドリーというか
人懐っこい女性だった。
奥さんの麻友さんは、
千花の隣のベンチに座った。
ちなみに俺は、反対側に座っている。
麻友さんをチラッと見ると
息子の龍太郎君が気持ち良さそうに
スヤスヤと眠っていた。
あ、可愛い……。
何なく顔立ちは、工藤キャプテンに
似ていた。
千花も気になるらしく
「可愛い~何ヵ月ですか?」と
聞いていた。
「今、9ヶ月よ」
「へぇ~9ヶ月ですか」
すっかり千花は、息子の方に
気を取られていた。
すると準決勝が始まった。