車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

なんというかフレンドリーというか 
人懐っこい女性だった。

奥さんの麻友さんは、
千花の隣のベンチに座った。

ちなみに俺は、反対側に座っている。

麻友さんをチラッと見ると
息子の龍太郎君が気持ち良さそうに
スヤスヤと眠っていた。

あ、可愛い……。

何なく顔立ちは、工藤キャプテンに
似ていた。

千花も気になるらしく

「可愛い~何ヵ月ですか?」と
聞いていた。

「今、9ヶ月よ」

「へぇ~9ヶ月ですか」

すっかり千花は、息子の方に
気を取られていた。

すると準決勝が始まった。

< 168 / 282 >

この作品をシェア

pagetop