車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

俺と美堂は、ジャージを脱ぐと
ストレッチをしてウォーミングアップする。

その時に美堂が俺に

「お前は、とにかく水野選手をマークしろ。
あのスピードについて行けるのは、お前だけだ。
そして、もっとも崩さないとならないのは、
中山選手。それは、俺が何とかする」

そう言ってきた。

「どうする気だよ?」

「それは……」

美堂は、他の選手も含めて
得意の分析で作戦を言い渡した。

マジかよ……?

「そんなので上手くやれるのかよ?」

「お前がミスらなかったらな。
ちゃんとやれよ?へなちょこ」

「はぁっ?何だと」

相変わらずムカつく野郎だ。

< 176 / 282 >

この作品をシェア

pagetop