車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
何とか粘るが……水野選手の異変は、変わらず
そのまま試合が終了した。
結果……埼玉47-50東京。
東京フェニックスが決勝まで勝ち進むことに。
たくさんの声援に囲まれて
選手達は、頭を下げた。
「決勝出場、おめでとうございます」
千花達も拍手をして出迎えてくれた。
「いや~疲れたよ」
早川兄ちゃんは、タオルで汗を拭きながら
そう言っていた。
美堂は、黙って飲み物を飲んでいた。
俺は、千花の服を引っ張った。
「千花。ちょっと力を貸して」
「えっ?」
千花に頼んだのは、
車椅子を押してもらうことだった。
向かった先は、埼玉ファイターの控え室だった。