車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

早川兄ちゃんは、クスクスと笑いながら

「いいではないか。
じゃあ、千花ちゃんに任せるよ!
やっぱり女の子に食べさせてもらった方が
いいに決まってるしな」

そう言ってくる。

えっ!?

「そ、そんな嬉しい訳ではないし……」

「あ、赤くなってるし」

メンバーの皆にからかわれていると

「おい。さっさと食べろ。
時間が無くなってしまうぞ!!」

工藤キャプテンに叱られてしまった。

一同静まり返った。

私は、仕方がなく翼に
お弁当を食べさせてあげることにした。

お互いに照れて恥ずかしそうにするも
俺は、内心嬉しかった。

なんだか恋人同士になった気分だった。

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