車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

「はぁっ?なら、なおさら取り返せよ?」

だったら、なおさら取り返しやすいだろ!?

「アホ。だからお前は、いつになっても
へなちょこなんだ。
攻撃性の強いチームには、
ディフェンスが、しっかりしていないとならない。
そのためには、冷静な分析と
分析するだけの時間が必要なんだ」

「見たところ……あのチームは、2つに別れている。
あそこのキャプテン率いる巧みにパスをして
攻めてくるチームと
ひたすら独走する姫宮の個人プレー」

はぁっ……?

「姫宮が個人プレーをある程度許されてるのは、
それだけシュートの確率が高く上手いと言うことだ。
だが協調性がまったくない分、信頼性がない。
つまり……2つをぶつけたら脆くなる」

2つを……ぶつける!?

美堂の言葉に驚いてしまった。

「確かに、独自のやり方をやり続けていると
味方でも不満や衝突もするだろうな」

汗を拭いていた
工藤キャプテンも納得をしていた。

どう言う意味だ?

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