車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
すると千花は、駆け寄ってくると
俺に抱き付いてきた。
「ち、千花!?」
ドキッと心臓が高鳴った。
「うん。見ていたよ……全部。
おめでとう。翼……」
泣きながら祝福の言葉を言ってくれた。
千花……。
「あぁ、サンキュー。ごめんな?
いつも……心配ばかりかけて」
俺は、初めて謝罪とお礼を言うことが出来た。
本当は、もっと早く言いたかった。
でも、恥ずかしさや意地でなかなか想いを
伝える事が出来なかった。
頭をポンポンと撫でた。
「おいおい、そこ。
公衆の場所でイチャつくなよ……」
「イチャつくねぇ~羨ましい」