車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
俺と美堂が隣同士に並ぶが、その間に
早川兄ちゃんが割り込み楽しそうにじゃれあった
記念撮影になった。
試合が終わると俺と千花は、
俺の両親の車で病院に行くことに。
右手は、さらに赤く腫れ上がってしまい
全治2週間と言われてしまった。
しばらく不自由な
生活を余儀なくされた。
帰りの車の中
俺達は、疲れてしまい寄り添いながら
眠ってしまった。
「あらあら、2人共。寝ちゃったわ」
「疲れたんだろう。
家に着くまで寝かせてあげよう」
クスクスと笑う両親に気づかれないように
俺達は、手を繋ぎながら眠っていた。
が……しかし。
その時、俺は、大切な事を忘れていた。
俺は、まだ千花に大切な事を
伝えていなかったことを。
それに気づいたのは、次の日の事だった。
「悪い……千花。
あの時は、つい寝ちゃって……」