車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
「あの……これを使えば別のルートで
案内をしてくれるって本当ですか?」
千花は、不思議に思い尋ねてみた。
「はい。そうですよ。
予約チケットと一緒に時間までに行かれますと
受付のスタッフが案内します。
段差が無いところに
スタッフが優先してサポートしますので
脚の不自由な方や小さなお子様が居る方など
気軽に、ご利用頂けますよ」
詳しく説明してくれた。
へぇ~そんなサービスがあったんだ!?
今まで普通に乗っていたから
全然気づかなかったけど、遊園地には
ちゃんと身体の不自由な人に
気遣ったサービスがあるんだ。
ある意味、勉強になった。
お礼を言うとスタッフと別れた。
「こんなサービスがあるなんて
知らなかったね。便利……」
「へぇーこれが。無くさないように
入れておかないとな」
そう言いながら俺は、パスポートを
リュックに入れた。