車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
「翼。少し休憩してから次の乗り物に行こうか?」
「いや、いい。そんなことをしていたら
日が暮れてしまうぞ。
先に予約チケットを取っておこうぜ」
「でも……」
千花は、俺の脚を心配していた。
他の人と比べて俺は、右足が悪いため
一歩ずつしか歩けない。
そのため時間だけではなく
負担もかかる。
千花の気持ちも分かるが
今日は、目的があるため急ぎたかった。
するとその時だった。
近くに居た女子高生ぐらいの
女の子達が
「ねぇねぇ、あそこに居る車椅子の2人組。
ヤバいぐらいにカッコよくない?」
「えっ……でも車椅子だよ?」
「見ている分には、いいじゃん。
特に黒髪の男子。ヤバいって……マジ美形だから」
そう言いながら騒いでいた。