車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
「アハハッ……まったく素直ではない奴。で、
本当は、こっそり見守るつもりだったんだけどね。
翼は、ゆっくりしか歩けないから
車椅子の俺達にも追い付けるから助かるよ!」
「悪かったな。遅くて……」
悪気がないのは、分かっているが
せっかくのデートなのに。
不機嫌になっていく。
2人きりでデートがしたい。
しかし、この2人を置いて行くのも気が引ける。
車椅子だし……。
「機嫌直せって……お前ら。
帰りに旨いお店にでも連れて行ってやるから
それより、もう見つかっちゃったことだし
どう?俺らも参加してもいいかな」
『はぁっ!?』
見事にハモる俺と美堂。
すると、その時だった。
「あら?翼君と千花ちゃんじゃない!?」
誰かが俺達に声をかけてきた。
えっ?