車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
夢の遊園地。
小さな子供達は、船を見つけると手を振ってくれた。
千花は、ニコニコしながら
手を降っていた。
前の2人を見ると美堂は、
ぼんやりと景色を眺めていた。
一瞬だがクスッと微笑んだように見えたのは、
気のせいだろうか?
今度は、後ろを見てみると
日向兄ちゃんと結衣さんは、楽しそうに
景色を眺めながら話していた。
こっちは、ラブラブ。
千花を見るとジッと
美堂の方ばかり見ていた。
おい。そこばかり見ているんじゃない!!
俺は、千花の頭をガシッと掴まえる。
「あんまりよそ見をするな。
前は……ムカつくから景色でも見とけ」
「何でよ……ちょっと。翼?」
「まったく。よそ見ばかりしやがって……」