車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
「すげぇ……日向兄ちゃん!!」
俺は、感動した。
結衣さんは、惚れ惚れしながら見ていたけど
ひととおりの勉強が終わると
夜になってしまった。
俺と千花達は、夕食をご馳走になった。
ダイニングテーブルには、
栄養バランスが良くて美味しそうな夕食が
たくさん置いてあった。
味もすげぇ……旨かった。
夢中で食べていると松岡選手の婚約者
夏美さんは、料理の位置を松岡選手に教えていた。
視覚障害がある松岡選手は、
手探りで食べないとならない。
そのためお皿の位置などを正確に覚える
必要があった。
「この味噌汁は、いい匂いがします。
あ、ワカメと豆腐が入っている。それと……」
すると匂いや味で味噌汁の具を当てていた。
「すげぇ……よく何が入っているか分かりますね?」
俺は、不思議そうに言った。