ロープレ

「私の友人のなかで、ゲームが得意な友は、お前しかいないんだ」

「は?」
それだけの理由なのか?という意味が、その一言の中には含まれていた。

「それだけだ。私に男友達が多いのは知ってるな?そいつら全員スポーツバカだから、ゲームなんか全然してないんだ」
意味を察したのか、察してないのかは少年は知らないが、雪菜はいいタイミングで言った。

「まぁ、そんなのはどうでもいいや。さっさとゲーム始めようぜ?」

「そうだな、説明はめんどくさい」

そういって、雪菜が案内したのは「ゲームルーム」だった。
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