0.0000034%の奇跡



「芹……愛してる…」


荒い吐息を整えながら何度も囁く。
想いが溢れ出て伝えられずにはいられない。
優しく微笑んで受け入れてくれる君を強く強く抱いた。


正直満足させられたかはわからない。
途中何度も意識を手放しそうになった。
少し汗ばんだ額にキスを落とす君。
ぐったりな僕をそっと抱きしめて……


「今日の智くん…一番好きかも」


そ……そりゃどうも。
芹も最高に色っぽかった。
あんなふうに挑発されるのも悪くないね。
むちゃくちゃ燃えてしまった。
それは単にまた、転がされていたわけだけど。


「智くんもあんな顔するんだね」


「え…?どんな顔…?」


「え〜教えない……でも超可愛かった」


「何だよそれ…」


まだ火照りの冷めない僕たちはどちらからともなく唇を重ねた。
熱帯びた瞳にまた触れたくなってる。


「智くん……私も愛してるよ」


言い方が可愛すぎて「え?なに?」って意地悪してしまう。
そこ、恥ずかしがるんだ?






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