0.0000034%の奇跡



「エヘヘ、だって智くん…さっきいっぱい言ってくれたから」


君はどれだけ僕を支配したら気が済むの…?
完全に溺れてる事くらいわかってるだろ?
それでもとどめを刺すの?


僕を見上げるその瞳……また壊したくなる……


「もう1回していい?」


そう言うと真っ赤な顔して「む、無理だよ〜」と布団をかぶる。


「あれ?もうヘトヘトなんだ?」と追い撃ちをかけたらコクリと頷く。
さっきは激しすぎたかな?
あんな挑発してきたくせに、その反応はヤバいでしょ。
また持ってかれた。


ギュウ〜と抱きしめてもまだ足んない。
何回キスしてもまだまだ足んない。
毎日一緒に居るのに何でこんなに足りないんだよ……


芹が……好きすぎる………






< 127 / 175 >

この作品をシェア

pagetop