ぎゅっと、隣で……
「もしかして、優一兄ちゃん、気付いてたの? 私が学校へ行きたくなかった事……」
「ああ。あの時、南朋が安心できる場所作ってやれなかったから、ずっと後悔していてさ…… 南朋だったら、そういう子供達の気持ち解るんじゃないか? 俺に力貸してくれないか?」
「優一兄ちゃん…… 」
南朋は、胸に熱いもの込み上げ優一を愛しく見た。
信号が青に変わり、ハンドルを握りながら優一は南朋に問いかける。
「どう思う?」
「私より、優一兄ちゃんの方が子供達の気持ち解るよ…… だって、子供の頃、優一兄ちゃんだけが、私の事助けてくれたから……」
「ふっ……」
優一が半部笑ったような顔をした。
「なに?」
南朋が不思議そうに優一に目を向ける。
「南朋だったからだよ。多分他の子だったら気にもしなかっただろうな……」
「ええっ。でも、翔の事だって良く面倒見てくれていたじゃない」
「まあな、南朋の弟だからな…… 翔に声を掛ければ、南朋と一緒に遊べると思ってさ」
少し照れたように言った優一に、南朋は驚きと嬉しさが混ざった、愛らしい笑顔を見せた。
又、信号が赤になり車が止まる。
「私も…… 優一兄ちゃんの事が好きだったよ……」
優一は南朋の笑顔が愛しくてたまらない。
気持ちを押さえきれず、左手を南朋の頭に手をやり、南朋の唇に優しくキスをした。
「もう! 運転中!」
南朋が顔を顰める。
「ああ。あの時、南朋が安心できる場所作ってやれなかったから、ずっと後悔していてさ…… 南朋だったら、そういう子供達の気持ち解るんじゃないか? 俺に力貸してくれないか?」
「優一兄ちゃん…… 」
南朋は、胸に熱いもの込み上げ優一を愛しく見た。
信号が青に変わり、ハンドルを握りながら優一は南朋に問いかける。
「どう思う?」
「私より、優一兄ちゃんの方が子供達の気持ち解るよ…… だって、子供の頃、優一兄ちゃんだけが、私の事助けてくれたから……」
「ふっ……」
優一が半部笑ったような顔をした。
「なに?」
南朋が不思議そうに優一に目を向ける。
「南朋だったからだよ。多分他の子だったら気にもしなかっただろうな……」
「ええっ。でも、翔の事だって良く面倒見てくれていたじゃない」
「まあな、南朋の弟だからな…… 翔に声を掛ければ、南朋と一緒に遊べると思ってさ」
少し照れたように言った優一に、南朋は驚きと嬉しさが混ざった、愛らしい笑顔を見せた。
又、信号が赤になり車が止まる。
「私も…… 優一兄ちゃんの事が好きだったよ……」
優一は南朋の笑顔が愛しくてたまらない。
気持ちを押さえきれず、左手を南朋の頭に手をやり、南朋の唇に優しくキスをした。
「もう! 運転中!」
南朋が顔を顰める。