星喰いと職人【短編】
職人のことを、

星喰いは1番知っていた。















職人に嬉しい事があった日は、




星は甘くて優しい味に。










職人に悲しい事があった日は、







星はしょっぱくて寂しい味に。


















職人は、
嬉しい時の星は飛び切り輝かせた。


















"甘いのはこれだ"と教えるように。







悲しい時の星はめっぽう目立たなくした。

















"やめておけ"とでも言うように。
< 6 / 11 >

この作品をシェア

pagetop