心の闇
それから、ずっと体を揺さぶられてる。
いい加減ウザいんだけど?
どいてくんない?
ちょっと殺気出してみよ。
翔の肩がビクッと震えた。
するとそこに
吹樹「お〜い。美優、翔をいじめんなよ。」
『はーい。』
まだビビってる翔。
吹樹「ほらっ、持ってきたぞ。」
翔にウィッグを渡した。
黒のウィッグだった。
翔「…ありがとうございます…。」
吹樹「ほらぁ、美優が殺気出すから翔の元気が無くなっちゃったじゃん〜。」
もともと翔が悪いから。
仕方ない仕方ない。
吹樹「翔、こいつのことはいいからな。無視しとけ。」
ん?どうゆうことですか?
ふぅぶぅきぃくぅん?
吹樹「ひぃ…そんな怒るなって、ね…!」
無視しとけとか私によく言えるね…
後で締めといてあ・げ・る。
吹樹は私に1回も勝ったことないからね。
吹樹「今、変なこと考えただろ?」
すると、翔が
翔「…美優ぅ。どうゆうことだよぉ…?お前どうしたんだ…?」
たぶん乖離から裏切られたときからこんな感じになったこと言ってんのかな?
『まぁ、後から分かるって。楽しみにしてて。』