心の闇





誰に電話かけよっかな?

颯馬でいっか。



プルるるるっ






1コールで出た。さっすが!



『やっほ〜!美優だよ〜。』



颯馬「おう、今日はどうしたんだ?電話かけてくるなんて珍しいからな。」

確かに珍しいかもね。


必要最低限しかしないからね。

『今から私の幼馴染連れてくんだけど、大丈夫?』


颯馬「幼馴染?そいつ連れて来て大丈夫なのかよ?女だろ?」


女…?



はぁ、男だよ…


私がため息ついてるのが聞こえたのか、


颯馬「まさか、男か?」



そうそう、男よ、男。



『男だよ…!女連れてく訳ないよ。私が…。』



私が女連れてく訳がないよ…




颯馬「ご、ごめんっ!!!!!!」



颯馬は焦ったような声で謝った。


『いいよ!大丈夫…!じゃあ切るね!また後で!』






颯馬「はーい。」
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